git: cd6249d0c1 - main - ja/handbook: Upadate basic chapter

From: Ryusuke SUZUKI <ryusuke_at_FreeBSD.org>
Date: Sat, 15 Oct 2022 08:16:07 UTC
The branch main has been updated by ryusuke:

URL: https://cgit.FreeBSD.org/doc/commit/?id=cd6249d0c186c3f7a0484388ea72d83f4f4bfb1e

commit cd6249d0c186c3f7a0484388ea72d83f4f4bfb1e
Author:     Ryusuke SUZUKI <ryusuke@FreeBSD.org>
AuthorDate: 2022-10-15 08:15:07 +0000
Commit:     Ryusuke SUZUKI <ryusuke@FreeBSD.org>
CommitDate: 2022-10-15 08:15:07 +0000

    ja/handbook: Upadate basic chapter
    
    16b95a0e50 -> 16b54dbd20
---
 .../content/ja/books/handbook/basics/_index.adoc      | 19 +++++++++++++------
 1 file changed, 13 insertions(+), 6 deletions(-)

diff --git a/documentation/content/ja/books/handbook/basics/_index.adoc b/documentation/content/ja/books/handbook/basics/_index.adoc
index acd131366f..dc2a3fcf1c 100644
--- a/documentation/content/ja/books/handbook/basics/_index.adoc
+++ b/documentation/content/ja/books/handbook/basics/_index.adoc
@@ -245,10 +245,13 @@ FreeBSD システムへアクセスするには、 かならずアカウント
 FreeBSD システム上のどのアカウントにも、 以下のような情報がなにかしら結び付けられています。
 
 ユーザ名::
-`login:` プロンプトに対して入力するユーザの名前です。 ユーザ名はそのシステムで一意でなければならず、 2 名のユーザに同じユーザ名をつけることはできません。 有効なユーザ名を作成するには man:passwd[5] に記載されているいくつもの規則があります。 アプリケーションの上位互換性を保つために、 8 文字以下の小文字からなるユーザ名を使うことが推奨されています。
+`login:` プロンプトに対して入力するユーザの名前です。
+各ユーザは一意なユーザ名を持つ必要があります。
+有効なユーザ名を作成するには man:passwd[5] に記載されているいくつもの規則があります。
+アプリケーションの上位互換性を保つために、8 文字以下の小文字からなるユーザ名を使うことが推奨されています。
 
 パスワード::
-それぞれのユーザアカウントにはパスワードがあります。 パスワードは空白にもできますが、 行うべきではありません。
+各アカウントにはパスワードがあります。
 
 ユーザ ID (UID)::
 ユーザ ID (UID) は、 FreeBSD システムがユーザを一意に識別するための数値です。 ユーザ名を指定できるコマンドは、 ユーザ名を UID に変換してから扱っています。 65535 より大きな UID は、32 ビット以上の整数に対応していないソフトウェアにおいて互換性の問題を引き起こす可能性があるので、 65535 以下の UID を使用することが推奨されています。
@@ -260,7 +263,8 @@ FreeBSD システム上のどのアカウントにも、 以下のような情
 ログインクラスはグループの仕組みを拡張したもので、 別々のユーザに対してシステムを調整する時に、 さらなる柔軟性を提供します。ログインクラスの詳細については、 <<users-limiting>> で説明します。
 
 パスワード変更時間::
-デフォルトでは、FreeBSD は定期的にパスワードを変更することをユーザに強制しません。 これを man:pw[8] を使用してユーザごとに設定し、 一部またはすべてのユーザに、 一定の時間がたったらパスワードを強制的に変更させることができます。
+デフォルトでは、パスワードに有効期限は設定されていません。
+しかしながら、パスワードの有効期限をユーザごとに設定し、一部またはすべてのユーザに、一定の時間がたったらパスワードを強制的に変更させることができます。
 
 アカウント失効時間::
 デフォルトでは、FreeBSD はアカウントを失効させません。 たとえば学校で生徒のアカウントがある場合など、 限られた期間だけのアカウントを作成するなら、 そのアカウントがいつ失効するか man:pw[8] を使って指定できます。 有効期間が経過したら、 そのアカウントのディレクトリやファイルは残っていますが、 システムへのログインはできなくなります。
@@ -601,7 +605,8 @@ FreeBSD は通常、直接 [.filename]#/etc/login.conf# から設定を読み込
 ユーザが所有できるファイルの大きさの上限です。crossref:disks[quotas,ディスククォータ] と違い、 この制限はユーザのファイルをすべてまとめた集合にではなく、 個々のファイルにかかります。
 
 `maxproc`::
-ユーザが実行できるプロセス数の上限です。 フォアグラウンドプロセスとバックグラウンドプロセスの両方を扱います。 この上限は、man:sysctl[8] 変数 `kern.maxproc` で指定されたシステムの制限を超えることはできません。 同時に複数ログインすることや、 パイプライン実行することは便利なことが多いので、 この値をあまり小さな値に設定すると、 そのユーザの生産性が悪化する可能性があります。 大きなプログラムをコンパイルする場合のように、 タスクによっては複数のプロセスやプリプロセッサが実行されます。
+ユーザが実行できるプロセス数の上限です。 フォアグラウンドプロセスとバックグラウンドプロセスの両方を扱います。 この上限は、man:sysctl[8] 変数 `kern.maxproc` で指定されたシステムの制限を超えることはできません。 同時に複数ログインすることや、 パイプライン実行することは便利なことが多いので、 この値をあまり小さな値に設定すると、 そのユーザの生産性が悪化する可能性があります。
+大きなプログラムをコンパイルする場合のように、タスクによっては複数のプロセスが実行されます。
 
 `memorylocked`::
 これは、1 つのプロセスが man:mlock[2] によりメインメモリにロックされることを要求できるメモリの最大容量です。 man:amd[8] のようなシステムで重要なプログラムは、 メインメモリへロックして、システムがスワップする際に、 ディスクのスラッシングを引き起こさないようにします。
@@ -613,7 +618,8 @@ FreeBSD は通常、直接 [.filename]#/etc/login.conf# から設定を読み込
 これは、あるプロセスが開いておける最大のファイル数です。 FreeBSD では、ファイルはまた、ソケットや IPC チャンネルを表わすのにも使われています。 ですから、あまり低い値に設定しないよう注意してください。 これに対応するシステム全体の制限は man:sysctl[8] `kern.maxfiles` で定義されています。
 
 `sbsize`::
-これは、あるユーザが消費できるネットワークメモリ (つまり mbuf) の上限の量です。ユーザは、 ネットワーク通信を制限するのに使えます。
+これは、あるユーザが消費できるネットワークメモリ (つまり mbuf) の上限の量です。
+ネットワーク通信を制限するのに使えます。
 
 `stacksize`::
 これは、プロセスのスタックサイズの上限です。 あるプログラムが使用しうるメモリの量を制限するには、 これだけでは十分ではありません。 したがって、他の制限と組み合わせて使わなければなりません。
@@ -679,7 +685,8 @@ teamtwo:*:1100:jru,db
 
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-この例では、`-m` の引数は、 カンマで区切られたグループに追加するユーザの一覧です。 前の例と異なり、これらのユーザはグループ一覧に追加され、 グループのユーザ一覧を置き換えることはありません。
+この例では、`-m` の引数は、 カンマで区切られたグループに追加するユーザの一覧です。
+前の例と異なり、これらのユーザはグループに追加され、既存のグループのユーザを置き換えることはありません。
 
 .グループに所属しているユーザを調べるための man:id[1] の使い方
 [example]