textproc/fcitx-qt5の超手抜きQt6対 応

From: Tomoaki AOKI <junchoon_at_dec.sakura.ne.jp>
Date: Wed, 21 Sep 2022 11:35:11 UTC
青木@名古屋です。

表題の件、Qt6での入力に対応するモジュールをビルドさせるだけなら
簡単なのでパッチを作ってみましたが、需要ありますか?

やったことはtextproc/fcitx-qt5をFLAVOR化して、何も指定しないか
defaultを指定してビルド・インストールすれば従来どおり、qt6を
指定すればQt6用の【IMEプラグインモジュールだけが】ビルド・
インストールできるようにしただけです。

 ※FLAVOR=qt6でのビルド・インストールはportupgradeや
  pkg_replaceでは思うようにいきませんので、`make FLAVOR=qt6 install`
  でやらないと駄目でした。 また、従来のQt5対応の方をインストール
  していない状態でのテストも行っていません。 その程度のものです。


というのも、chinexe/fcitxは開発が停滞していてtextproc/fcitx5への
移行が進みつつあるようなのですが、mozcを使用している場合、
japanese/fcitx-mozc相当のものが移植される気配が見えません。

いろいろ情報を探ってみても、直接的なupstreamの情報に行き当たらず
私の手には負えないので、libreoffice等、使用しているQt5案件が
Qt6に移行してから慌てるのは嫌なので、何とかなりそうなところに
手を打ってみた次第です。

とりあえず、比較的依存の少なそうなeditors/focuswriterを入れてみて
機能してくれるのは確認しました。

 ※devel/qt6-5compatは無くても大丈夫そうです。
  ただ、抜いたり入れたりしたのでテストに不備があって
  依存に追加する必要があるかもしれません。

 ※FLAVOR毎に変更が必要な箇所毎に条件分けを入れているので、
  綺麗なパッチではありません(下手に動かして意図しないビルド
  異常が出ると対応する余力が無いので)。

chinese/fcitx (fcitx4系)からtextproc/fcitx5 (fcitx系)への
移行が進むのが本道の中、いまさら需要がないのに(みんなfcitx5系
へのmozc対応の方しか期待していないのに)Bugzillaへパッチ提案
するのもどうか、ということで保留していますが、需要が多そうなら
考えます。 その際はpkg-descrなりfiles/pkg-messages.inなりで
手順の説明が必要と思いますが。

 ※fcitx5-mozcを何とかするとなると、fedoraのrpmの情報[1]を
  基にportsフレームワークで再現するのが早そうではありますが、
  手が回りません。 現状、日本語だとjapanese/fcitx5-anthyだけが
  fcitx5に対応しているようです。

現実にはfcitx5でも、textproc/fcitx5-qtに対して今回作ったパッチと
同じような対応が必要になります。 こちらは当該モジュール以外にも
踏み込んでいそうなので、なんともいえません。


[1]
https://src.fedoraproject.org/rpms/fcitx5-mozc/raw/f36/f/fcitx5-mozc.spec


-- 
青木 知明  [Tomoaki AOKI]    <junchoon@dec.sakura.ne.jp>