git: d6b2bffcd8 - main - ja/handbook: Update kernelconfig chapter
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Date: Thu, 29 Dec 2022 12:08:01 UTC
The branch main has been updated by ryusuke: URL: https://cgit.FreeBSD.org/doc/commit/?id=d6b2bffcd85ff87dd8eb7bbdbb6e386b3d7d6e15 commit d6b2bffcd85ff87dd8eb7bbdbb6e386b3d7d6e15 Author: Ryusuke SUZUKI <ryusuke@FreeBSD.org> AuthorDate: 2022-12-29 12:07:35 +0000 Commit: Ryusuke SUZUKI <ryusuke@FreeBSD.org> CommitDate: 2022-12-29 12:07:35 +0000 ja/handbook: Update kernelconfig chapter 989d921f5d -> 5821e118dd --- .../ja/books/handbook/kernelconfig/_index.adoc | 25 ++++++++++++++++------ 1 file changed, 19 insertions(+), 6 deletions(-) diff --git a/documentation/content/ja/books/handbook/kernelconfig/_index.adoc b/documentation/content/ja/books/handbook/kernelconfig/_index.adoc index c35442f8a7..8f08caeb8f 100644 --- a/documentation/content/ja/books/handbook/kernelconfig/_index.adoc +++ b/documentation/content/ja/books/handbook/kernelconfig/_index.adoc @@ -3,9 +3,12 @@ title: 第8章 FreeBSD カーネルのコンフィグレーション part: パートII. 日々の生活 prev: books/handbook/multimedia next: books/handbook/printing +description: この章では、FreeBSD カーネルの設定方法、いつカスタムカーネルの構築が必要になるか、ハードウェア一覧の作成方法、カーネルコンフィグレーションファイルのカスタマイズの方法などを扱っています。 +tags: ["configuring", "kernel", "custom kernel", "hardware requirements", "pciconf"] showBookMenu: true weight: 11 path: "/books/handbook/" +aliases: ["/ja/books/handbook/kernelconfig-custom-kernel/","/ja/books/handbook/kernelconfig-devices/","/ja/books/handbook/kernelconfig-config/","/ja/books/handbook/kernelconfig-building/","/ja/books/handbook/kernelconfig-trouble/"] --- [[kernelconfig]] @@ -79,7 +82,10 @@ endif::[] カスタムカーネルを構築する前に、再構築する理由を考えてください。 ある特定のハードウェアに対応する必要がある場合に、 そのハードウェアに対応するためのモジュールがすでに用意されていることがあります。 -カーネルモジュールは [.filename]#/boot/kernel# にあります。モジュールによっては man:kldload[8] により、 すでに実行中のカーネルに動的に読み込まれています。 ほとんどのカーネルドライバには、 読み込み可能なモジュールやマニュアルページが用意されています。 たとえば、man:ath[4] ワイヤレスイーサネットドライバのマニュアルページには以下のような記述があります。 +カーネルモジュールは [.filename]#/boot/kernel# にあります。 +モジュールによっては man:kldload[8] により、すでに実行中のカーネルに動的に読み込まれています。 +ほとんどのカーネルドライバには、読み込み可能なモジュールやマニュアルページが用意されています。 +たとえば、man:ath[4] ワイヤレスネットワークドライバのマニュアルページには以下のような記述があります。 [source,shell] .... @@ -147,7 +153,8 @@ ath_hal(4) - Atheros Hardware Access Layer (HAL) カスタムカーネルのコンフィグレーションファイルを作成し、 カスタムカーネルを構築するには、 FreeBSD の全ソースツリーがまずインストールされている必要があります。 -もし [.filename]#/usr/src/# が存在していなかったり、空であれば、 カーネルのソースはインストールされていません。 crossref:mirrors[svn,「Subversion を使う」] で説明した Subversion を使ってソースをインストールしてください。 +もし [.filename]#/usr/src/# が存在していなかったり、空であれば、 カーネルのソースはインストールされていません。 +crossref:mirrors[git,「Git の利用」] で説明した Git を使ってソースをインストールしてください。 ソースをインストールしたら、 [.filename]#/usr/src/sys# を確認して下さい。 このディレクトリには、いくつものサブディレクトリがあります。 その中には、サポートされている各アーキテクチャ [.filename]#amd64#, [.filename]#i386#, [.filename]#powerpc# および [.filename]#sparc64# のサブディレクトリがあります。 各アーキテクチャのディレクトリ内部にあるファイルはすべてそのアーキテクチャでのみ使用されます。 残りのコードは、アーキテクチャに依存しない、 すべてのプラットフォームで共有されるコードです。 サポートされている各アーキテクチャには、 [.filename]#conf# サブディレクトリがあり、 そのアーキテクチャ用の [.filename]#GENERIC# カーネルコンフィグレーションファイルが用意されています。 @@ -161,7 +168,11 @@ ath_hal(4) - Atheros Hardware Access Layer (HAL) これで、[.filename]#MYKERNEL# を ASCII テキストエディタで編集できます。 初心者に対してより簡単なエディタである ee も FreeBSD とともにインストールされていますが、 デフォルトのエディタは vi です。 -コンフィグレーションファイルのフォーマットはシンプルです。 各行はデバイスやサブシステム、引数、または簡単な説明を含んでいます。 `#` に続くテキストはすべてコメントとして扱われ、 無視されます。 カーネルからデバイスもしくはサブシステムのサポートを外すには、 対応する行の最初に `#` を入れてください。 理解していない行に対しては、`#` を追加したり削除しないでください。 +コンフィグレーションファイルのフォーマットはシンプルです。 +各行はデバイスやサブシステム、引数、または簡単な説明を含んでいます。 +`+#+` に続くテキストはすべてコメントとして扱われ、無視されます。 +カーネルからデバイスもしくはサブシステムのサポートを外すには、対応する行の最初に `+#+` を入れてください。 +理解していない行に対しては、`+#+` を追加したり削除しないでください。 [WARNING] ==== @@ -220,9 +231,9 @@ options IPDIVERT カスタムコンフィグレーションファイルを編集して保存したら、 カーネルのソースコードを以下の手順でコンパイルしてください。 [.procedure] -==== ++==== *Procedure: カーネルの構築* - ++ . 以下のディレクトリに移動してください。 + [source,shell] @@ -289,7 +300,9 @@ config: line 17: syntax error + [NOTE] ==== -カーネルの構築中にトラブルが起きた時には、 次回の構築で消されないように、 [.filename]#GENERIC# のコピーや他の正常に起動するカーネルを別の名前で保存するようにしてください。 _kernel.old_ は新しいカーネルをインストールする時に、 その一つ前にインストールした、 うまく動かないかもしれないカーネルで上書きされてしまうため、 起動するカーネルを保存しておくことは重要です。 できる限り早く以下のようにして、 正しく起動するカーネルを含むディレクトリ名に変更してください。 +カーネルのトラブルシューティングを行う時には、 [.filename]#GENERIC# といった正常に起動するカーネルのコピーを保存するようにしてください。 +_kernel.old_ は新しいカーネルをインストールする時に、その一つ前にインストールした、うまく動かないかもしれないカーネルで上書きされてしまうため、起動するカーネルを保存しておくことは重要です。 +できる限り早く以下のようにして、正しく起動するカーネルを含むディレクトリ名に変更してください。 [source,shell] ....